ポンド/米ドル(GBP/USD)日足テクニカル分析
日足チャートで分析すると、
3月9日に高値 1.3200$を付けた後からは下落へと転じ、サポートラインとして意識されていた1.2740$を大きく割り込んだ後は、さらに下落し9日間続落し、1.14$台まで大幅に下落しました。
先週は、1.2647$の高値を付けましたがドル買いが強まり1.25$まで下落し、さらに1.23$台まで下値を伸ばしました。
これは、ジョンソン英政権の新型コロナウイルス対応の不手際への批判、原油価格下落という逆オイルショックなどから下げ幅を拡大しています。
3月9日の高値 1.32$から3月20日の安値 1.14$へフィボナッチ・リトレースメントを引くと、
現在の値はフィボナッチ比率の50.0%付近で推移していることから、1.23$台付近での攻防が続いています。
■ポンド/米ドル(GBP/USD)日足チャート
ポンド/米ドル(GBP/USD)4時間足テクニカル分析
4時間足チャートで分析すると、
1.242$付近が抵抗となり上げ渋っていましたが4月7日に十字線が形成されたあとから反発し、一時、1.263$まで上昇しましたがそこからはドル買いが強まり短期移動平均線(青)を割り込み、長期移動平均線(黒)が抵抗となっていましたがあっさりと下抜けました。
現在のサポートラインとしては、1.23$のラウンドナンバーが抵抗となっています。
しかし、オシレーター系のRSIは30%付近で推移していることから下値不安は払拭できません。
・オシレーター系のRSIは30%付近で推移
・一目均衡表では、下降雲が形成されつつある
・長期移動平均線(黒)を大きく割り込んでいる
1.23$付近は過去にも抵抗となっていることから意識されたサポートラインとなるが割り込んだ場合は、下落に勢いが付く可能性がある。
■ポンド/米ドル(GBP/USD)4時間足チャート
ポンド/米ドル(GBP/USD)1時間足テクニカル分析
1時間足チャートで分析すると、
オシレーター系のRSIは30%以下で推移し、さらに下落しそうな勢いがあります。
また、3本の移動平均線が長期、中期、短期の順に並んでパーフェクトオーダーを形成している
・移動平均線が長期、中期、短期の順に並んでパーフェクトオーダーを形成
・オシレーター系のRSIは30%以下で推移
・一目均衡表では下降雲が形成
これらのテクニカルから判断すると、戻り売り圧力が強い傾向にあり、さらに下値を試している動きと推測できることから、1.23$を割込んで反発した場合でも、1.23$付近まで再び戻し、戻り売りでさらに下げる可能性もある
■ポンド/米ドル(GBP/USD)1時間足チャート
ポンド/米ドル(GBP/USD)の今後の動向
今後の動きとしては、2パターンが予測されます。
1.23$を割込み一旦は反発するも、再び下落し下げ幅を拡大させる
1.23$付近で反発するが、短期移動平均線(青)で戻り売りとなる
主な経済指標
■4/21
時間 | 指標 | 前回 | 予測 |
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23:00 | (米) 3月 中古住宅販売件数 [年率換算件数] | 577万件 | 530万件 |
23:00 | (米) 3月 中古住宅販売件数 [前月比] | 6.5% | -8.1% |
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