ユーロ/ドル(EUR/USD)日足テクニカル分析
日足チャートで分析すると、
ユーロ/ドルは3月27日に1.1147$の高値をつけてからは大幅に押し戻され、2月20日に付けた安値 1.0777$付近まで下落しましたが2月20日の安値が意識され下げ止まり再び反発しています。
また、高値は切り下げ、安値は切り上げながら推移していることからP波動(三角持ち合い)が形成されようとしています。
仮に直近高値の1.1147$に到達する前に再び下落した場合はP波動(三角持ち合い)が完成するので、上昇と下降を繰り返し、その差がだんだん小さくなります。
今後、抵抗となりそうな箇所は長期移動平均線(黒)が位置する1.1030$になります。
■ユーロ/ドル(EUR/USD)日足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)4時間足テクニカル分析
4時間足チャートで分析すると、
日足の長期移動平均線(黒)が位置する1.1030$は4時間足では、3月18日と4月1日に上値を抑えらた箇所になることから意識されやすいです。
また、一目均衡表の上昇雲と下降雲が交互に形成されていることからも、売り買いの攻防が示唆されています。
・一目均衡表の上昇雲と下降雲が交互に出現
・日足の長期移動平均線(黒)が位置する1.1030$は意識される
・直近高値の1.1147$までは距離がある
これらのことから直近高値に到達する前に、数回は押し戻される可能性が示唆されています。
■ユーロ/ドル(EUR/USD)4時間足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)1時間足テクニカル分析
1時間足チャートで分析すると、
現在のローソク足は長期移動平均線(黒)よりも上で推移し、且つ、短期移動平均線(青)よりも上に位置しことから1時間足では上昇トレンドと判断できます。
また、押し戻されても1.0970$付近で下値が支えられた場合は再び、反発して上値を試す余地はあります。
なぜなら、1.0970$付近で過去に上値が数回抑えられているのでサポートライン(以前はレジスタンスライン)として意識されています。
・1時間足では上昇トレンドが継続している
・オシレーター系のRSIは50%以上で推移
・長期移動平均線(黒)も第2サポートラインとして意識される
これらのテクニカルみて、1時間足では上昇トレンドが継続しているので、2カ所のサポートラインで下値が支えられる限り、上値を試す余地はある。
■ユーロ/ドル(EUR/USD)1時間足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)の今後の動向
今後の動きとしては、3パターンが予測されます。
第一、第二サポートラインで下値が支えられる場合は上昇を試す
日足の長期移動平均線(黒)が位置する1.1030$で上値が抑えられた場合は再び、三角持ち合いの中で推移
1時間足の上昇トレンドライン割れは4時間足の上昇トレンドライン付近まで下落する可能性がある
主な経済指標
■4/15
時間 | 指標 | 前回 | 予測 |
---|---|---|---|
21:30 | (米) 3月 小売売上高 [前月比] | -0.5% | -8.0% |
21:30 | (米) 3月 小売売上高(除自動車) [前月比] | -0.4% | -5.0% |
23:00 | (加) カナダ銀行 政策金利 | 0.25% | 0.25% |
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