ユーロ/ドル(EUR/USD)日足テクニカル分析
日足チャートで分析すると、
ユーロ/ドルは4月3日に1.0860$の高値をつけてからはユーロ圏のPMIが予想以上に悪化していたことで、ユーロ売りが加速し先週は1.0772$付近まで下落しました。
3月20日の安値 1.0635$から3月27日の高値 1.1147$へフィボナッチ・リトレースメントを引くと、
フィボナッチ比率の61.8%を割り込み、1.077$付近まで下落していますが、1.077$付近で下げ止まっています。
この下げ止まった1.077$付近は3月20日にも下値が支えられたラインになるため意識されていることからサポートラインとして機能すると推測します。
■ユーロ/ドル(EUR/USD)日足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)4時間足テクニカル分析
4時間足チャートで分析すると、
1.1147$からしましたが、1.077$付近で下げ止まったことで、一目均衡表の雲が水平になり、直近の高値 1.095$台から下降トレンドラインが形成され、下降トレンドラインに沿って下落していましたが、1.077$で下値が支えられたことで反発し、下降トレンドラインを上へブレイクしています。
しかし、1.0830$付近はフィボナッチ比率の61.8%の値であることから意識され、上値抵抗となっていることで1.077$~1.0830$のレンジで推移しています。
・1.077$~1.0830$のレンジで推移
・一目均衡表の雲が水平になっている
・短期移動平均線(青)も抵抗となっている
・長期移動平均線(黒)は下降している
■ユーロ/ドル(EUR/USD)4時間足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)1時間足テクニカル分析
1時間足チャートで分析すると、
1.077$~1.0830$のレンジで推移しているが、短期移動平均線(青)と中期移動平均線(赤)の乖離が狭まり、ローソク足の値は中期移動平均線(赤)より上で推移していることから上値を試そうとしていることが示唆されています。
・1.077$~1.0830$のレンジで推移
・短期移動平均線(青)と中期移動平均線(赤)の乖離が狭い
・オシレーター系のRSIは50%以上で右肩上がり
これらのテクニカルみて、1時間足ではレンジから上昇トレンドへ転換を試みていると判断出来ますが、ローソク足は一目均衡表の雲下限付近で推移していることから再び、押し戻される可能性もあります。
■ユーロ/ドル(EUR/USD)1時間足チャート
ユーロ/ドル(EUR/USD)の今後の動向
今後の動きとしては、3パターンが予測されます。
1.077$~1.0830$のレンジで推移する
レジスタンスラインの1.077$をブレイクし上昇する
サポートラインの1.0830$を割込みさらに下落する
主な経済指標
■4/7
時間 | 指標 | 前回 | 予測 |
---|---|---|---|
13:30 | (豪) 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 | 0.25% | 0.25% |
15:00 | (独) 2月 鉱工業生産 [前月比] | 3.0% | -0.9% |
15:00 | (独) 2月 鉱工業生産 [前年同月比] | -1.3% | -3.0% |
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