豪ドル/米ベル(AUD/USD)はエリオット波動の第3波となれば押し目買いのシグナルが点灯する? FXテクニカル分析 2020/04/09

テクニカル分析

豪ドル/米ベル(AUD/USD)日足テクニカル分析

日足チャートで分析すると、

3月9日に高値 0.6645$を付けた後、急激に下落し当日のローソク足は上下に長いヒゲを付けた十字線が形成され、それ以降は下落へと転じ、3月19日には0.5507$まで下落しました。

しかし、0.5507$まで下げた3月19日は急激に反発し、実体が短く上下に長いヒゲ付きのローソク足が形成されたことで、底値のサインと判断され、翌日からは乱高下落はしたが、上昇へと転じ一時、0.62$まで反発しました。

3月9日の高値 0.6685$から3月19日の安値 0.5507へフィボナッチ・リトレースメントを引くと、

フィボナッチ比率の61.8%まで値を戻した後、調整が入りフィボナッチ比率の38.2%付近まで下げましたが下値が支えられ再び上昇し0.62$のレジスタンスラインを上へブレイクしています。

このレジスタンスラインを超えた要因としては、「サンダース米上院議員が大統領選民主党候補者選びから離脱」との一部報道を好感してダウ平均が500ドル超高まで上げ幅を拡大したことでリスクオンの動きが活発化したためです。

■豪ドル/米ベル(AUD/USD)日足チャート

  

豪ドル/米ベル(AUD/USD)4時間足テクニカル分析

4時間足チャートで分析すると、

5つの上昇波と3つの下降波で形成されるエリオット波動理論をあてはめると、現在は、第3波にあたり、第3波の定義では第3波が最も値幅が出ることが多いことから今後、大幅に上昇する可能性があります。

そして、0.62$付近にはフィボナッチ比率の61.8%があり、前回のレジスタンスライン(現在のサポートライン)があるので意識されているラインです。

また、短期移動平均線(青)が長期移動平均線(黒)とゴールデンクロスし、一目均衡表の上昇雲も形成されていることから現在は上昇トレンドと判断できます。

Point
・オシレーター系のRSIも50%以上で推移

・一目均衡表の上昇雲が形成されている

・短期移動平均線(青)と長期移動平均線(黒)がゴールデンクロス

・0.62$は前回のレジスタンスライン(現在のサポートライン)

■豪ドル/米ベル(AUD/USD)4時間足チャート

  

豪ドル/米ベル(AUD/USD)1時間足テクニカル分析

1時間足チャートで分析すると、

短期移動平均線(青)と中期移動平均線(赤)長期移動平均線(黒)が順番に並んでいることからパーフェクトオーダーが形成されているが、少し押し戻されています。

また、オシレーター系のRSIも70%を超えましたが買われすぎ感から下落していますが、一目均衡表では上昇雲が形成されています。

Point
・短期移動平均線(青)よりも上でローソク足は推移している

・長期移動平均線(黒)とローソク足の乖離が大きい

・短期移動平均線(青)と中期移動平均線(赤)長期移動平均線(黒)が順番に並んでいる

これらのテクニカルからみて、1時間足では上昇トレンドが継続していますが、調整が入っているのでどこまで下押しされるかが今後の焦点となりますが、押し目買いのシグナルが点灯するポイントが2か所あります。

■豪ドル/米ベル(AUD/USD)1時間足チャート

  

豪ドル/米ベル(AUD/USD)の今後の動向

今後の動きとしては、2パターンが予測されます。

0.62$付近で下値がささえられた後、再び上昇へと転じる

■4/9

時間 指標 前回 予測
15:00 (英) 2月 月次国内総生産(GDP) [前月比] 0.0% 0.1%
20:30 (欧) 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 N/A N/A
21:30 (加) 3月 新規雇用者数 3.03万人 -35.00万人
21:30 (加) 3月 失業率 5.6% 7.2%
23:30 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 N/A N/A

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