移動平均、RSIとフィボナッチ、一目均衡表を使った分析を日足、4H足、1時間足で行います。
最近の動向
・NZD/JPYは10/01の高値 75.51円から4日間続落し先週の金曜日では73.18円でクローズされました。
・ニュージーランド経済も景況感に大きな変化は認められませんが、緩和的な金融政策を維持する一方で米国との金利差が拡大傾向を強めていることから、米ドル全面高となっており上値の重い展開となっています。
NZD/JPY 日足分析
NZD/JPYを日足で分析すると、
10/01の高値 75.51円から4日間続落し21日移動平均線の下に入り込んでおり、短期的にはもう一段下値余地が拡がる可能性が高いです。
一方で73円付近には強い下値抵抗が散在しており、72円割れで終えない限り、下値余地も限られる展開が予想されますが、73円を割った場合は、72.35円付近まで下げる可能性があります。
72.35円は8月、9月で下支えされたポイントでもあり、下値抵抗が散在していますので、このサポートラインは重要は節目となります。
また、上値では、75.50円に強い抵抗が出来ており、これをしっかり上抜けてるまでは上値余地も限られる可能性が高いと見られます。
■レジスタンスラインとサポートライン
レジスタンスライン:75.50円
サポートラインライン:72.30円
51日、100日、200日移動平均線は下降傾向にあり、短期トレンドでは弱気の流れにあります。
チャートから見て分かるように、下降チャンネルラインが形成されていることから下値余地はまだありますが72.35円付近には強い抵抗があるので注意が必要です。
NZD/JPY 週足 分析
週足で分析すると、
2018/09/09の安値 72.24円の底値から上昇へと転記し、3週連続で陽線が形成されましたが、先週は75.51円の高値を付けた後から上値を追い切れず、大陰線がが形成され、73.18円でクローズされました。
サポートラインとしては73.30円付近になり、これを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、72円割れで越週した場合は新たな下落リスクが点灯します。
逆に75.50円超えで越週した場合は、下値リスクが軽減されますが、長期的な上値抵抗が78.00円付近にあり、これをしっかり上抜けて来るまでは下値リスクにも警戒が必要です。
31週移動平均線は75.60円付近にあり、中期トレンドでは弱気の流れにあります。
今後の展開
・週足では75.50円~72.35円の間で推移する限りはレンジ相場が継続すると推測できます。
・72.35円付近には大きな抵抗があり、この値を割り込む場合は、さらに1段階下げ、70円台も視野に入ります。
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